創業から変わらない、技術追求の想い。
宇宙にも広がるフィールドで、開発に取り組む。
金属同士が触れ合う際の摩擦を軽減し、滑らかに動かすためには潤滑油やグリースが欠かせません。しかし、中には通常の潤滑剤では厳しい環境もあります。そうした特殊環境での使用を想定した潤滑剤が、私たちが長年開発に取り組む固体被膜潤滑剤です。
1911年に東京・目黒で創業以来、川邑研究所は「お客様の困りごとの解決」を社是として、事業を展開して参りました。創業当初は金の選鉱・精錬を研究し、特殊技術を開発。その研究過程で二硫化モリブデンの知見を蓄えたことが、今に続く私たちの主事業となりました。
特殊環境を得意とする潤滑剤ですが、実は身近な部品にもたくさん特殊環境は存在しています。機械を扱う業界の多くが、私たちのフィールドです。70年以上にわたる製品開発の過程で、自動車、船舶、航空機、発電所、カメラなど、様々な分野のお客様からご依頼をいただいています。
実用化と応用を繰り返しながら技術を磨き、“技術力の結晶”とも言える最先端の宇宙開発分野でも私たちの製品が採用。小惑星探査機「はやぶさ」に、川邑研究所の固体被膜潤滑剤が使われました。
今後、お客様のニーズはさらに多様化すると考えます。商品サイクルの短期化から、お客様の開発スピードはより早くなるでしょう。私たちも技術力を高め、新たな分野にノウハウを応用できるよう知見を広げて参ります。
そして、次世代の技術者を育てるべく新卒採用にも力を入れています。川邑研究所は社員の約7割が技術者で、年齢を問わずに活躍できるフラットな社風です。自由な雰囲気のもとで、ものづくりにチャレンジしたい方は、ぜひお問い合わせください。
代表取締役川邑 正広